1962年10月29日発売。
ビーチボーイズはシングル『サーフィン』(1961年10月)でインディーズ時代デビューする。
しかしそれだけでは
満足できなかったメンバーの3兄弟
(ブライアン・ウィルソン、デニス・ウィルソン、カール・ウィルソン)
の父親マリー・ウィルソンは満足せず、
最終的にキャピトルにメジャー・デビューさせることに成功させる。
ちなみに少し後になると、マリー・ウィルソンは
後に3rdアルバム『サーファー・ガール』(1963年9月23日)で
メンバーのブライアン・ウィルソンを、
プロデューサーとして起用させる。
当時としては異例のバンドメンバー内のプロデューサーである。
息子達を虐待し、後にビーチボーイズの活動の足を引っ張ることになる悪名高い父親であるが、
ビーチボーイズはデビュー時や初期には父親の営業力が必要だった。
さらにメジャー・デビュー・シングル『サーフィン・サファリ』が全米17位とヒット。
この実績から、ビーチボーイズはアルバムを作ることとなる。
インディーズ時代に発売した7.も収録。
このアルバムもサーフィンをタイトルを中心に収録して
『サーフィン・サファリ』と名付けられる。
プロデュースはニック・ヴェネット。
レコード会社の社員がプロデュースをすることが慣例だった。
このアルバムと次の『サーフィン・U.S.A.』(1963年3月25日)は彼の担当である。
演奏面で確かに拙さがないわけではない。
けれど初々しいしさがポップスとして機能している。
無邪気な夏の眩しさと清々しさを感じた。
後にバンド内でトラブル続きでも、
それでも存続し続けるという
ビーチボーイズ歴史を知っているなら、なおさら感じる。
1.サーフィン・サファリ -Surfin’ Safari
2.カウンティ・フェアー -County Fair
3.テン・リトル・インディアンズ -Ten Little Indians
4.チャガ・ラガ -Chug-A-Lug
5.リトル・ガール -Little Girl
6.409 -409
7.サーフィン -Surfin’
8.君の勝ち -Heads You Win – Tails I Lose
9.サマータイム・ブルース -Summertime Blues
10.カッコー時計 -Cuckoo Clock
11.ムーン・ドーグ -Moon Dawg
12.シフト -The Shift
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