ザ・ビーチボーイズ 『サーフィン・U.S.A.』


サーフィン・U.S.A. +1

1963年3月25日発売。
シングル『サーフィン・サファリ』(1962年6月4日、全米14位)が売れ、
更にアルバムもまた売れた(1962年10月29日全米32位)。
この商機を逃すなとばかり、
レコード会社側、
おそらく当時のプロデューサー・ニック・ヴェネットによって
当時のサーフミュージックをより大きく反映したアルバムを発売する。

チャックベリーの「スウィート・リトル・シックスティーン」から
アレンジと歌詞を変え、改作「サーフィン・U.S.A.」と名付けられた曲は
アルバムにシングルとして先駆けて、発売されヒット(全米3位)した。

そしてアルバム自体も、結果はブームの勢いをさらに乗り
全米アルバム2位という好成績をあげる。
ある種バブル状態の中での売り上げ。
しかしこのブームが落ち着いても
ビーチボーイズ自体と音楽は残り続けるということは
ビーチボーイズの実力の底の深さを実感できる。

アルバムの中身は
アルバム収録曲の約半数はインストルメンタル(3、4、8、10、11)で
またビーチボーイズの音楽が
前作にあった初々しさの魅力とビーチボーイズとしての音楽技術が中途半端で
居心地の悪さがあり、
ビーチボーイズを聴くにして、
かなりもの足りないのというのが正直。
ただ割り切って、
拙さがまったくないわけでないが無邪気さを感じられる演奏、
全体的に音の細いサウンドが
今の僕には当時の音楽の空気感出ていて味に感じている。

1.サーフィン・U.S.A. – Surfin’ USA
2.ファーマーズ・ドーター – Farmer’s Daughter
3.ミザルー – Misirlou
4.ストウクト – Stoked
5.ロンリー・シー – Lonely Sea
6.シャット・ダウン – Shut Down
7.ノーブル・サーファー – Noble Surfer
8.ホンキー・トンク – Honky Tonk
9.ラナ – Lana
10.サーフ・ジャム – Surf Jam
11.レッツ・ゴー・トリッピン – Let’s Go Trippin’
12.ファインダーズ・キーパーズ – Finders Keepers

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