ザ・ビーチボーイズ 『オール・サマー・ロング』


オール・サマー・ロング +3

1964年7月13日発売。
1964年2月にビートルズがアメリカに上陸した。
エド・サリバン・ショーは視聴率72%を記録。
多くのアメリカの若者が釘付けになる。
その中にはビーチボーイズのメンバーもいた。
そしてこのビートルズの成功から
イギリスのバンドが大挙としてアメリカに進出し
ヒットチャートをにぎわす。
このことをブリティッシュ・インベンションという。

このビートルズの存在に危機感を抱いていた
ブライアン・ウィルソンはよりアルバムの完成度を高めるべく、
作曲、サウンドに対して意識を強める。
「アイ・ゲット・アラウンド」のレコーディング中、
マネージャーでもあった父親と音楽制作に関して衝突。
プロデューサーで音楽制作の実権をにぎっていた
ブライアン・ウィルソンは父親を解雇する。
このことでよりブライアン・ウィルソンは
より思い通りに音楽制作ができるようになった一方、
この衝突は心身に大きな負担となったようだ。

このアルバムはそんなビートルズが上陸して
ブリティッシュ・インベンションが起きてからの
初めてアルバムの制作。

個人的にはビーチボーイズの最高傑作。
正確には『ザ・ビーチ・ボーイズ・トゥディ』だと思っているのだけれど、
『ザ・ビーチ・ボーイズ・トゥディ』はややバラードが多くて
このアルバムと比べて少しよりは初心者にやや入りにくい。

浜辺で遊ぶビーチボーイズのメンバーのジャケットも
ビーチボーイズいちにを争う素晴らしいデザインも含めて
ビーチボーイズについて知りたい人にとって最もおススメのアルバムである。

1.アイ・ゲット・アラウンド – I Get Around
2.オール・サマー・ロング – All Summer Long
3.ハッシャバイ – Hushabye
4.リトル・ホンダ – Little Honda
5.ウィル・ラン・アウェイ – We’ll Run Away
6.カールのビッグ・チャンス – Carl’s Big Chance
7.ウェンディ – Wendy
8.覚えているかい – Do You Remember?
9.浜辺の乙女 – Girls on the Beach
10.ドライヴ・イン – Drive-in
11.楽しいレコーディング – Our Favorite Recording Sessions
12.ドント・バック・ダウン – Don’t Back Down

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