2000年6月発売。
2000年4月7日と8日に行われた
ロサンゼルスの
ザ・ロキシー・シアターにてのコンサートのライブ音源を収録。
2つの公演からベストテイクが選ばれている。
ビーチボーイズの曲が大半。
しかも、
ビーチボーイズでも自分がボーカルを担当していない曲、担当していない箇所を歌っている。
ソロから出した曲がほとんどない。
この当時、1stアルバム『ブライアン・ウィルソン』(1988年)だけでなく
『イマジネーション』(1998年)や
1991年に発売する予定だった『スウィートインサニティ』からの曲もあるだけに、
ソロ曲だけでライブをやるだけの曲はあった。
普段のコンサートのセットリスト、少なくても当時はがこうなっているのか、
もしそうだとしたら、残念に感じる。
またバックの演奏はともかく、ブライアン・ウィルソンの声が
60年代の声と別人のように大きく違うため、
良くも悪くもレコードの再現している感はない。
もっとも1970年代、80年代のブライアン・ウィルソンを知っている人から見れば
普通にライブをやっていること自体、ありがたいと思えるだけに
パフォーマンスの良し悪しに細かくいうことは贅沢に感じてしまうのかもしれない。
観客の反応が騒々しくなく、しかし暖かく好意的に音楽を聴いていることが
このアルバムを聴いて感じる。
そのことが反映されているのか、ブライアン・ウィルソン本人も
かなり穏やかに気分よく歌えていることが伝わる。
『イマジネーション』リリース以降、精力的に活動できる理由が
このコンサートの雰囲気に答えがあるようにも思える。
ディスク:1
1.リトル・ガール・イントロ
2.リトル・ガール
3.ディス・ホール・ワールド
4.ドント・ウォリー・ベイビー
5.キス・ミー・ベイビー
6.ドゥ・イット・アゲイン
7. カリフォルニア・ガールズ
8. アイ・ゲット・アラウンド
9. バック・ホーム
10. イン・マイ・ルーム
11. サーファー・ガール
12. ファースト・タイム
13. ディス・イズント・ラヴ
14. アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・デイ
15. プリーズ・レット・ミー・ワンダー
ディスク:2
1. バンド・イントロ
2. ブライアン・ウィルソン
3. ティル・アイ・ダイ
4. ダーリン
5. レッツ・ゴー・アウェイ
6.ペット・サウンズ
7.神のみぞ知る
8.レイ・ダウン・バーデン
9.ビー・マイ・ベイビー
10.グッド・ヴァイブレーション
11.キャロライン・ノー
12.オール・サマー・ロング
13.ラヴ&マーシー
14.スループ・ジョン・B (ボーナス・トラック)
15.バーバラ・アン (ボーナス・トラック
16.素敵じゃないか (ボーナス・トラック)
17.ヘルプ・ミー・ロンダ (ボーナス・トラック)
18.ファン・ファン・ファン (日本盤ボーナス・トラック)
19.インタビュー
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