ザ・ビーチ・ボーイズ 『ザ・ビーチ・ボーイズ・トゥディ』


トゥデイ

1965年3月8日発売。
ブライアン・ウィルソンは1964年12月に飛行機内にてパニック症状をに起こす。
父親との不仲、作曲によるプレッシャーと過剰なノルマ、
並行して行われていたコンサート等の多忙さによる疲れが重なった原因と考えられる。
そこでブライアン・ウィルソンは作曲家として専念することがなる。
これ以降、ブライアン・ウィルソンが
ビーチボーイズのコンサートに
時折参加することがあっても、基本的には参加しないことになる。
代わりにブルース・ジョンストンが参加し、後に正式なメンバーとなる。

結果的に
作曲、そしてレコーディングにかけられる時間を手にすることが出来た。
デビュー以来複雑になり、厚みを増していたサウンドもより深みを増す。

アルバムの構成も工夫されている。
LP(レコード)の前半1~6は明るいポップナンバー、
後半7~11にバラードと置いている。
最後に話声だけの12で終わる。
後半のバラードはどうしても連続して聴きたくなり、
個人的には8~11が圧巻で
ブライアン・ウィルソンのソングライター、アレンジャーの底力を感じる。

1.踊ろよ、ベイビー – Do You Wanna Dance?
2.グッド・トゥ・マイ・ベイビー – Good to My Baby
3.元気をお出し – Don’t Hurt My Little Sister
4.パンチで行こう – When I Grow Up )
5.ヘルプ・ミー・ロンダ – Help Me, Ronda
6.ダンス・ダンス・ダンス – Dance, Dance, Dance
7.プリーズ・レット・ミー・ワンダー – Please Let Me Wonder
8.アイム・ソー・ヤング – I’m So Young (William H. Tyrus Jr.)
9.キス・ミー・ベイビー – Kiss Me Baby
10.知ってるあの娘 – She Knows Me Too Well
11.イン・ザ・バック・オブ・マイ・マインド – In the Back of My Mind
12.ビッグ・ダディと一緒に – Bull Session With The “Big Daddy”

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