2002年7月10日発売。
19は2002年3月に解散する。
人気が続いている中での突然解散だった。
その4か月後にデビュー前のカセットのデモテープをCD化しての販売は
やはり当時の19の人気の高さを物語る。
岡平健治と岩瀬敬吾は19と名乗る前は、
1998年、少年フレンドとして広島から上京して活動していた。
途中下北沢で326と出会い19を結成し、
1998年11月にシングル『あの青をこえて』でデビューするのだが、
その前に手売りで販売していた3本のデモテープを「卒業ライフ」を除いてまとめたものが
このアルバムである。
内容はギターとボーカルとハーモニカというシンプルな音源で
二人がギターの弾き語りをしたものをそのまま録音したような形になっている。
もとはカセットの音源だったようだけど、音質はかなりいい。
ちゃんとしたスタジオで録ったことが伺える。
「卒業ライフ」は19が音源化しないとこだわっていた曲で、
今回もこのアルバムからは入っていない。
いわゆるデモ音源をまとめたものだが、その5曲どれも19として発表していない。
デモ音源で発表した曲はは往々にしてデビューの時期を中心に
ブラッシュアップされた形で発表されるものだが
全くの未発表曲となり、この音源から
少なくても19のイメージから遠いイメージを感じさせるということは、
この当時の彼らの変化が目まぐるしさを感じさせる。
ただ全編しっとりした雰囲気が19の本質を少し感じさせている。
作詞・作曲 岩瀬敬吾(2,3,5)
岡平健治(1,4)
1.べスパ150GS
2.猫のうた~しっ~
3.明日を夢見て歩こう
4.約束
5.笑った
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