Mr.Children 『Everything』


EVERYTHING

1992年5月10日発売。
Mr.Childrenのデビューアルバム。
プロデューサーは
当時サザンオールスターズのプロデューサーを担当していた小林武史。
以後、20年以上プロデュースを担当することとなる。

すでに大物プロデューサーがつき、
デビュー前に音源(当時一定以上音質のある音源残す自体、それなり費用がかかる)、
ライブ動画がそれなりにあることから、
Mr.Childrenが新人アーティストとして相当期待されていたことが分かる。

ジャケットの中身にある、漫画が
初期のMr.Childrenの売り出し方を上手く表せている。

作詞・作曲:桜井和寿
編曲:小林武史 & Mr.Children

1.ロード・アイ・ミス・ユー★★★☆
歌唱、ボーカルの伸びが素晴らしい、
この時期の桜井和寿の歌唱は弱いとされているが、
ここではそんな感じを受けない。

2.Mr.Shining Moon★★★☆
ここでは生ストリング使われずにシンセが代用として使われている。
この当時のMr.Childrenは無名バンドであり、
予算が限られている。
この曲ではそれはそれで味になっている。

3.君がいた夏★★★★★
後のMr.Childrenの大ヒット曲特有のサビのスマッシュ感はない。
グロッケンのあざとさもここでは好感をもてる。
初々しさを感じさせるボーカルが
結果的に歌詞の世界観とあっている。
1992年8月21日、デビューシングルとして発売された。

4.風 ~The wind knows how I feel~★★★
ロック色が強い曲。
「風は知っているんだ 本当の事を」
という後に一般論を
等身大や普遍的なものとして
最大限に共感させる
フレーズ

5.ためいきの日曜日 ★★★
複雑なコード進行、複雑なメロディーから
ここでは完全にうまくいっているわけでないが、
桜井和寿のソングライターの片りんと
小林武史のプロデュースを感じられる。

6.友達のままで★★★★
このスケールは小さいながらポップスと楽しめる曲は
Mr.Childrenの曲からかなり貴重。

7.CHILDREN’S WORLD ★★★☆
歌詞の内容が童話的で少年路線の王道の曲。
まるで桜井和寿少年が感じたままの言葉を
並べていて、
リアリティーがあるのが面白い。
メロディーのポップ感が楽しい。

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