1993年5月21日発売。
このアルバムでユニコーンは解散する。
川西幸一の存在が大きかったらしく、
彼がドラムを辞めたことで、
バンドとしてのあり方に限界を感じていたようだ。
川西幸一が脱退することをスタッフが反対する中で
残ったユニコーンの4人は暖かく了承したという話が不確かながら、ある。
そうなると、ユニコーンは
川西幸一が脱退することを認めていた時点で、
自分で解散することを決めたことになる。
バンドの再結成は今では珍しくなくなったけれど、
当時は日本のロックバンドが期間限定でなく、
レギュラーで再結成した例は少なく、
僕が高校時代のときには
解散とは再結成は望めないものが前提であると感じていた。
僕がユニコーンを知った時には、既に解散していて、
しかも奥田民生が十分精力的にソロ活動していたこともあり、
まさか再結成をすると思わなかった。
全体的にロックンロールが基調の曲が多い。
『ヒゲとボイン』(1991年9月30日)と続けて聴くと、
やや停滞しているように見えなくもない。
アルバムのジャケットはアメコミ風のイラストで内側には、
ショートエピソードがある、そこに川西幸一が「ヤメマン」とし、
さらに演奏者で「EX-UNICORN」としてクレジットとして
どれだけ彼がバンドにとって大きかったかが分かる。
1.与える男
作詞・作曲:奥田民生
2.金銀パールベイビー
作詞・作曲:阿部義晴
50年代のロックンロールが曲調。
リズムのスタイルやパロディというより、
ふつうにロックンロールをやっているという感じ。
パロディなしのロックンロールが逆に新鮮味を感じる。
3.時には服のない子のように
作詞・作曲:奥田民生
4.すばらしい日々
作詞・作曲:奥田民生
解散するにあたって、メッセージ。
奥田民生本人もこのときに
再結成する可能性は
どのくらい考えていたのだろうか。
1993年4月21日にシングルとして発売された。
5.アナマリア
作詞・作曲:堀内一史
6.オールウェイズ
作詞・作曲:手島いさむ
7.素浪人ファーストアウト
作詞:川西幸一、奥田民生 作曲:川西幸一
8.あやかりたい’65
作詞・作曲:奥田民生
9.音楽家と政治家と地球と犬
作詞・作曲:阿部義晴
10.裸の王様
作詞・作曲:手島いさむ
手島いさむが初めてボーカルを担当している。
11.薔薇と憂鬱
作詞・作曲:堀内一史
12.甘い乳房
作詞・作曲:奥田民生
13.スプリングマンのテーマ
作詞・作曲:奥田民生
14.月のワーグナー
作詞・作曲:阿部義晴
15.8月の
作詞・作曲:堀内一史
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