ボブ・ディラン&ザ・バンド 『ザ・ベースメント・テープス・ロウ:ブートレッグ・シリーズ第11集』


ザ・ベースメント・テープス・ロウ:ブートレッグ・シリーズ第11集(スタンダード・エディション)

地下室(ザ・ベースメント・テープス)(1975年発売)については
http://review-sound.info/2017/10/08/post-406/

ボブ・ディランは1966年9月のバイク事故で音楽活動を停止していた。
その後1968年12月に『ジョン・ウェズリー・ハーディング』が発売され、
ボブ・ディランは音楽活動から復帰を果たすのだが
空白2年以上の間に、ボブ・ディランはザ・バンドと
ミュージシャンとしてリハビリと音楽出版社へ音源を送ることを兼ねて
ウッドストックにて簡易的な録音機材を使って膨大なデモ音源を録音していた。

その音源はやがてすぐに、もう60年代末に
海賊版『グレイト・ホワイト・ワンダー』という名前で出回った。
レコード会社側としてはその対策として
1975年『地下室(ザ・ベースメント・テープス』として正式に発売することとした。

ただそれでも、
『地下室(ザ・ベースメント・テープス』に収録されている音源は
曲によっては楽器を重ねたり、
またアルバムに収録されている音源は
膨大な音源の中のの一部でしかないことであり、
その後も、海賊版は売られ続けられていた。
そして90年前半にはその海賊版でCD5枚組で
100曲程収録されている『Genuine Basement Tapes』が出回るようにもなった。

ボブ・ディランの公式アーカイブシリーズである、
ブートレグシリーズの第11集として発売される。
形態はCD6枚のデラックス・エディションと
CD2枚のコンプリート・エディションに分かれている。
僕が手に入れているものはスタンダード・エディションとなる。

*地下室(ザ・ベースメント・テープス)に収録された音源で、
1975年時点で楽器を重ねたものはこちら
「オッズ・アンド・エンズ」ピアノ
「アカプルコへ行こう」コーラス、ドラムのハイハット、リードギター
「怒りの涙」ヴォーカルのハーモニー
「なにもないことが多すぎる」ドラム
「タイニー・モントゴメリー」エレキギター
「火の車」アコースティックギター

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