前回、チャーリー・パーカーの全盛期を堪能するには
『ライブアットタウンホール』がいいと書いた。
でもとはいっても『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』も
悪くはない。むしろ良い。
というのはやはりジャズのビ・バップの歴史を作り上げた5人が一斉にそろって演奏しているからだ。
チャーリー・パーカー(アルトサックス)
ディジー・ガレスピー(トランペット)
バド・パウエル(ピアノ)
チャールズ・ミンガス(ベース)
マックス・ローチ(ドラム)
5人が一斉にそろって演奏しているアルバムはありそうでない。(少なくても僕は知らない)
ただ時は1953年、1940年代が全盛期とされるビ・バップという演奏スタイルももう旬が過ぎていて、
演奏者も決してキャリアを通してベストの演奏はしていない、チャーリー・パーカーは少なくてもそうだ。
バド・パウエルも1940年代が全盛期で、過ぎているといわれている。
ただ僕はバド・パウエルに関しては速弾きで緊張感のあるビバップから
よりメロディアスな旋律を奏でるスタイルに変えたともいえるので、
そうとも言い切れないじゃないかなと思っている。
ディジー・ガレスピー、チャールズ・ミンガス、マックス・ローチはかなり調子がいい
安定している演奏なのではないだろうか。
まだジャズをあまり聴きこんでいない頃、マックス・ローチの派手なドラムソロに驚いた記憶がある。
実はこのアルバム内容自体も充実しているのだが、
ロックミュージシャンにも影響を与えたものとして有名である。
クリームのジンジャーベイカー
レッドツェッペリン
特にバド・パウエルは全盛期とされるスタイルとだいぶ違うと思うから、別のアルバムで知る必要あると思うけど
それはそれでいいアルバムです。
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